イムジン河

木曜日のラジオで、「ゴーゴーモンキーズ」「ナインティナインのオールナイトニッポン」でこのザ・フォーク・クルセダーズの名曲「イムジン河」が連続で流れる。
どうやら井筒和幸監督の新作「パッチギ!」の主題歌になったらしい。
まさかラジオでこんなに流れるなんて…。


この曲を初めて聞いたのは、小学校5年ぐらいの時。伯父さんの車の中で。
その時の印象は「綺麗な歌やなぁ。」という感じ。でもその印象は、その後の話を聞いて一変する。
『元々北朝鮮で作られた歌で、「なんで自分の生まれた町に帰られへんねん。なんで逢いたい人に逢われへんねん。」て言う歌や。深い歌やろ?でも、この歌は放送禁止やねん。それっておかしいと思わんか?』
確かに。
子供ながらに心に染みる物がありました。
正直、「朝鮮の事なんか関係ないわ!」と言う感じでしたから…。


それ以来、この歌の弾き語りを猛練習。
今でも気が向けば一人で歌ってる事もしばしあります。
でも、その度に「こんなに軽々しく歌っていいもんなのか?」って言う気持ちになる。
僕は朝鮮半島の歴史なんて全然知らないし、周りに在日の人とかも全然いなかったんで話も聞けませんでしたし。
それでも、この歌は絶対語り継がなければならない歌だと思う気持ちはあります。
そのためにも、僕はこの歌を絶対忘れない。


堅苦しい話ですいません。
でもこの歌を聞くと、どうしても反応してしまうんで。
とりあえず「パッチギ!」を見て来たいと思います。
そういえば井筒監督の作品「岸和田少年愚連隊」は僕の中のNO.1映画ですし。