PRIDE-GP2005開幕戦

地上波では今夜の9時から。
楽しみにしてる人はご遠慮お願いします。



オープニングでは例のごとく高田統括本部長の挨拶。
なんか久しぶりに『出て来いや!!』聞いたような気がする。



   中村和裕vsケビン・ランデルマン
大阪だけあって、ショージさんへの歓声が一際大きい。
図に乗って少し言い方を変えるショージさん。
なんか笑けました。


とりあえず日本人が最低でも一人は準決勝進出が決まり、DSEも一安心か。
でもまたしても極めきれずか…。世間の波はまだまだ弱まりそうも無いですね。
十字はまだしも、あのアームロックは極めたかったなぁ。
左手の押す力がちと強すぎる。右手も逆から平均的に押さなくてはなくてはならない。
これは僕が最近耳にタコが出来るぐらい言われるので良く分かるんですよ。
まだまだカズにとって課題は山積みみたいですね。
最後の方なんか小さくブーイングなんか聞こえたし。
ほな次の試合はどうなるねん!!



   ヒカルド・アローナvsディーン・リスター
「南米の寝技王vs北米の寝技王」っていう煽りVTRは好き。そうきたか!!


予想外に試合が動く動く。
もっとアローナが塩漬けにするのかと思った。
そしてリスターの足関狙いも予想外。
そうかぁ、ブラジル人相手なら案外効くかも。
このやり取り以降、じぶんの心の中ではリスター応援に。
それでもやっぱりアローナは強かった。



一旦ここで登録。親父にパソコンを持って行かれてしまった…。


   近藤有己vsイゴール・ボブチャンチン
ナチュラルなパワーの差があるとは言え、ボブチャンチンの完勝。
ヘビー級時代晩年のグラウンド強化の成果が出たか。
あのチキンウイングも、並みの相手なら完全に極まってましたからね。
近藤は…う〜ん、残念としか言いようが無い。
もうパワーの差、それだけですよ。
打ち合いでの隙を作れなかったのが敗因でしょうね。
その中でも近藤らしい動きで3Rまで粘ったのはさすがです。
相手がボブじゃ無ければ…。



   ビクトー・ベウフォートvsアリスター・オーフレイム
もっと会場盛り上がってあげようよ。
仮にもビクトーから一本取ったんだよ?
めちゃめちゃ凄い事じゃないですか。
正直アリスターはそんなに好きじゃなかったんですが、『ビクトーに憧れてて…』みたいな話を聞いて、急に応援してまいました。
典型的な日本人ですがなにか?
でもビクトーを二回戦で見れないのは残念。
ビクトーvsシウバorサクorボブチャンチンor…全部見たかった!!
やっぱろリングは難しいんかなぁ…。



ここで武士道・日本人四天王が挨拶。
みんなコメントが下手すぎる…。
本当に大丈夫なのか?
どうせ大阪なら前田吉郎も出して欲しかった。



   アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラvsダン・ヘンダーソン
ほ〜、ダンヘンがこんな簡単に負けますか。
まぁコンディションが悪そうではありましたが。
あんなにスタミナが早く切れるって言うのはおかしいですもんね。
ちなみにホジェリオが極めたV1からの腕十字と言うのは僕が道場で最も得意としているパターンで、良く重宝してます。
あれって結構引っ掛かりやすいんですよね。
簡単にできますし、使い勝手が非常に良い。
ま、どうでも良い話なんですが。
ホジェリオが一本勝ちするとこ始めて見た…。



   桜庭和志vsユン・ドンシク
まぁ…そうなりますわな。
魅せて勝ちたい桜庭からしたら不本意だったか。
ほんでも今のサクに魅せて闘ってる暇は無い。とりあえず今日は何が何でも勝って欲しかったんでそれで良し。
TVの前で立ち上がって喜びましたもん。
入場も相変わらずくだらなくて、良かった。*1
オカンは『まさかランドセル背負って来〜へんよな〜。』と言う最高のボケ潰しを台所から発してましたが。


もちろん試合としては全然面白くない試合でしたけどね。
結局、桜庭の現時点での実力もわからなかったですし。
ただ肌のツヤや動きからしてコンディションが良かったのは確かでしょう。
でもあのフックは当たっていたか?
こう見ると吉田って柔道家の中でも総合適正高かったんだなぁ



   クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンvsマウリシオ・ショーグン
クイントンが序盤であばらを負傷したらしい。
でも最初から動き悪かったような…。*2
いや、ショーグンの動きが良かったのか。
シウバよりも動きが軽く、首相撲も強い。
ひょっとしたらひょっとするか。
オーヤマ氏も早くタオルを投げてあげれば良かったのに。
これにはランペイジ好きの親父もご立腹気味。



   ヴァンダレイ・シウバvs吉田秀彦
もうね、「試合がどうこう」とかじゃ無いですよ。
素直に感動した。
痛みに耐えてよく頑張った!!感動した!!
まぁこのセリフは勝たないと言えない訳で。
もう試合中は『やめろ!!打ち合うな!!』と家族三人で絶叫してました。
最後のアンクル&フロントチョークも改めて見ると全然極まりそうにないんですが、「ここまで耐えて耐えて最後にっ!!」て言う応援してた方を一気に期待させてくるあたり、
魅せてくれるなぁ…。


内容的には健闘でしょう。
あそこまで打ち合えるなんて思って無かったですから。
タックル入って組み付いて内股と言うのは、今後の柔道家の主流になるんじゃないでしょうか。(もう主流か?)
悪い点はローのカット。
序盤からロー蹴られてたら3R持ってたかどうか。
この辺は一昨年の田村戦から露呈してた訳ですが、さすがにシウバも空気を読んでくれたみたいで良かった。
あと最初から飛ばしすぎたかなぁ。
1Rのサイドポジションは1回目の時にも無かったぐらい絶好のポジションだったのに…。
スタミナ面で考えても、2Rの展開がまた変わってきてたかもしれないし。
後はひげを剃れ!!


これでほぼ桜庭戦は決定稿でしょうね。



★(総括)
序盤が判定続きと言う事でイマイチ盛り上がりに欠けたものの、後半の日本人二人が結果や内容はどうであれ盛り上げてくれました。
やっぱり今後のGPを盛り上げていくには、やはり日本人は必要か?


日本人はカズ、桜庭が二回戦進出。
サクvsシウバはほぼ決定、ブラジリアン潰しと言う事でショーグンvsアローナorホジェリオもほぼ決定でしょう。
さぁ残るメンバーでどうやって組むんでしょうか。

*1:僕の中でくだらないというのは最高の褒め言葉。

*2:地上波で改めて見ると、ファーストコンタクトの膝ですでに入っていたのかも。