PRIDE-GP2005決勝戦 予想

まずカード数に文句アリ。
3500円払わすなら、もうちょっと良いカードを揃えてくれても良いのでは?
というよりもう1戦それなりの試合を付けてほしかった。


中村和裕vsイゴール・ボブチャンチン

フィジカル的にはカズの方が上回ってる気がする。
テイクダウンする事も十分可能でしょう。
なので1発さえ貰わなければ勝てるんちゃうかなぁと。
一本と言うのは難しいでしょうけど、ランデルマン戦みたいな感じで上からコツコツと攻めていけばけして勝てない相手ではないでしょう。


とりあえずスタンディング勝負は避けるべき。
距離を詰めてロシアンフックの間合にならないようにして打ち合い、隙あらば組みついてテイクダウン。
難しいかもしれんが、中村カズの判定勝ちと予想。



ヴァンダレイ・シウバvsヒカルド・アローナ

言わずもがな、シウバがアローナのタックルを切れるかでしょう。
でもアローナはもはや柔術家では括れないですからね。
もはやレスラーですよ、レスラー。
柔術にしても、圧倒的なフィジカルでポイントを稼いでっていうスタイルですから。
さすがのシウバも今までどおりにはやらして貰えないでしょう。
リフトアップのタックルを平気でしてきますからね。


そのアローナのタックルをシウバが切れるかというと、僕はNOである。
桜庭のタックルならまだしも、アローナのあの圧力とパワーでは切る事はできてもそこからしっかりガブって得意のパターンに持っていけるかどうか。
ただ『1、2、3、ドーン!!』っていうタックルなんで、そのへんはどうにか出来るかもしれませんが。
でもそうなるとポール際に追い込んでリフトアップなんて言う事になるかも。
シウバからすれば、テイクダウンされた後に「ストップ、ドントムーブ、スタンダップ」になって一発かませられるかでしょうね。
でもアローナの判定勝ちで。



マウリシオ・ショーグンvsアリスター・オーフレイム

あまりにも人気が無いアリスターを応援したいんですけどね。
同門対決はあまり見たいと思わないし。


この試合のポイントはやはり距離。
ムエタイとキックボクシングという意味ではもちろんそうですし、アリスターの長いリーチを考えてもね。
まぁストライカー相手に距離を詰めるのは容易ですから、アリスターがいかに相手を引き離せるかでしょうね。
本人はカウンターの練習もしてきたと言ってますから、期待できます。
実際ショーグンはホジェリオ戦でダウンをカウンター気味にくらってますからね。*1
よ〜し、アリスターのKO勝ちに乗った!!



ファブリシオ・ヴェウドゥムvsローマン・ゼンツォフ

え〜、ローマン・ゼンツォフ知りません!!
ヴェウドゥムも1回しか見た事ありませんし、どう予想していいものやら。
M-1*2ヘビー級チャンピオンと言われましてもねぇ…、日本に住んでて映像が見れる訳も無く。
ファイトスタイルすらわからんっちゅうねん。
とりあえずボブ・シュライバーに勝っていると言う事で、一定の実力らしいが。
とりあえずトムエリに勝ったという事を考えてヴェウドゥムの判定勝ちと言う事で。



吉田秀彦vsタンク・アボット

なんかこの試合を展開予想するのもどうかと。
理屈抜きで殴るか極めるかでしょう。
ハント戦みたいな展開になるんじゃないんですか。(投げやりだな)
だって極めるならハント戦よりも簡単にかてるんじゃないですかね。
勝ちに行けばね…。
吉田の一本勝ち。



エメリヤーエンコ・ヒョードルvsミルコ・クロコップ

さっ、いよいよですね。
これがあるから3500円でもPPVは楽しい。
ちなみにヒョードルの右拳の負傷はフェイクだと思ってます。


とまぁ世紀の一戦なんですが、あっさり決まりそうな気もする。
当然ミルコのKO勝ちは急にやってくるでしょう。
藤田のラッキーパンチでぐらついた当たりを見てみると、そこまで打たれ強いタイプでも無さそう。
ただあれはテンプルの1番いい所に当たりましたし、ロシア人て言うのは元来首が短くていかにもKOされなさそうなじんしゅなんですよね。*3
だから一撃で倒すには、やはりハイキック。
ストレートやミドルでは倒れないでしょう。
そうなると距離を取りつつローで気を散らせてガードを下げていくしかないでしょうね。


でもミルコはヒョードルのタックルを切れるのか。
レスラーの直線的なタックルには完璧でしょう。
しかしヒョードルのオープンフックから連動して横から入ってくるタックルはどうか。
もちろんその対策も嫌と言うほどしてきてるでしょうが、果たしてそう簡単に切れるかどうか。
ヒョードルは柔道出身ですから、タックルじゃないにしても倒し方はいくらでもある訳で、完全に防ぐのは難しいと思う。
テイクダウンすればヒョードルの物。
今回は間隔を開けてパウンドを狙うというのはせず、しつこく組み付いていくでしょう。
そっから極める技術はヒョードルも持ってるでしょう。
そうなるとミルコは分が悪い。


ミルコが勝って次の流れを作って欲しいんですが、総合格闘家としてはやはりヒョードルが数段上。
厳しいんじゃないでしょうかね。
ヒョードルの一本勝ち。




♯ ♯ ♯



決勝は去年と同じく予想はしない。
でも僕の予想通りに勝ちあがってきたら、世間の期待と全く逆になるようだ。
そんなGPがあっても良いじゃない。
幻想破壊トーナメント。

*1:しかしそのホジェリオにアリスターは負けてる訳ですが。

*2:漫才の大会ではない

*3:特にヒョードルなんて骨格的にもまさにそんな感じ