PRIDE武士道其の拾 感想

3日遅れですが、書きます。

池本誠知vsイーブス・エドワーズ

相手が悪かった…。それだけです。
スピードマスターと呼ばれてますが、そのスピードが見せられるのはグラウンドですからね。
軽量級でのスタンド勝負となると、技術に差が出たみたいですね。

石田光洋vsポール・ロドリゲス

柔術を少しでもかじってる者から言わせれば、あそこでフロントチョークを極めるにはかなり力が強くないと極めれない。パワーで極めましたね。
ていうか石田君の一本勝ちを初めて見たような…。
果たした武士道戦線、台風の目になるか!!

アライケンジvsジェンス・パルヴァー

アライは十分仕事をしてくれましたね。
急なカードであそこまでやってくれれば文句なしです。
会場も沸きましたし、知名度も上がったんじゃないですかね。

デニス・カーンvsマーク・ウィアー

ウィアーは案の定グラウンドに対応できず。
まぁカーンのボディバランスが良すぎたって言うのもあるんでしょうが。
マウント取ってあそこまでキープするのってかなり難しいことですよ。
こうなればカーンvsフィリオで地味強同士の潰しあいをするしかないですね。

ルイス・アゼレードvsヨアキム・ハンセン

最近のヨアキムを舐めてました。やっぱり強いは。
どの体勢になってもKOできる恐ろしさを改めて感じました。
あとアゼレードがテイクダウン意外と巧いというのにも驚きました。
今後の伸びしろはアゼレードのほうが上かもしれませんね。

ムリーロ・ニンジャvsパウロ・フィリオ

試合後インタビューでは「減量の影響は無い」と言ってましたが、やっぱりあったんじゃないかなぁ。いつもの下になっての動きに、いつもの力強さが無かった。
まぁそれだけフィリオのグラウンドコントロールが巧かったという事なんでしょうが。
にしても、もしフィリオがウェルター級チャンピオンになったらアローナがミドル級チャンピオンになるより厄介だなぁ。(笑)

郷野聡寛vsキム・デウォン

序盤は予想通り押されましたか。
でもそこからのファイトスタイルの切り替えしが見事でしたね。
ま、もともと修斗では見事なトータルファイターだったんですから、対応しようと思ったらいくらでも対応できたでしょう。
デウォンが下になると何もできないのにも助けられましたかね。


今回のマイクパフォーマンスは律儀な好青年でした。

近藤有己vsフィル・バローニ

ほんまどこまでPRIDEとの相性悪いねん!!
いつになったら世間に近藤の強さが伝わるのやら…。
まぁバローニは憎めないキャラなんでいいんですが、あまりにも近藤がかわいそう。
これでウェルター級の雲行きが俄然怪しくなってきましたね。


バローニの「ヨッシャオラー!!」はいいのか??*1

美濃輪育久vsジャイアント・シルバ

僕自身、美濃輪の無差別級GP出場は反対派でないんですが、この試合が査定試合でなおかつこの試合内容で出場決定となると反対。
それなら他の選手にシルバと戦わせればええやん。


でもこうなるとシルバがかわいそう。
ただデカイというだけでこの過酷なリングに上げられて…。

ダン・ヘンダーソンvs三崎和雄

郷野の言うとおり、三崎の調子は良さそうでした。余計なフェイントが多過ぎる気もしましたが。ラッキー気味とはいえ、ダンヘンからテイクダウンを奪ったのは見事です。
ただそこから勝機を見出せそうではなかったのが残念ですがね。


しかし、ダンヘンがボロを見せたという点で、今後の展開が面白くなってきそうなのは確か。

五味隆典vsマーカス・アウレリオ

明らかに調整不足。それだけですね。
入場からファイトスタイルなど全てにおいて、いつもの五味では無かったです。
もちろん今回のアウレリオの闘い方は見事でした。
あんな闘い方が出来るなら初めからしてくれれば良かったのに。
タックルの入り方、肩固めへの移行の仕方、全てにおいて完璧でした。
例えるなら、パワプロで絶不調の一流ピッチャーから絶好調の三流バッターがホームラン打ったみたいな感じですかね。わかりにくいか。

*1:ちなみのPRIDEが猪木と決別後にシウバが「ゲンキデスカー!!」を多用してた時も同じような気持ちになった。